能生中学校の風景__

能生中トピックス

木浦小学校 120周年、閉校記念式典、文化祭が行われました



 30日に校区内の木浦小学校の創立120周年記念式典、閉校記念式典と文化祭が行われ、参列させてもらいました。
 来春の3月末をもって120年の歴史に幕を下ろすことが新聞でも報道されていた木浦小学校。市長、教育長をはじめ地域の方々や歴代の教職員と大勢の方々が集まる中、盛大な式典が行われました。
 実行委員長様からは、地域との結びつきの中で発展してきた木浦小学校の歩みが紹介され、市長様の祝辞の中では、地域と連携しながら進められた特色ある学校の取組が、全国でも評価されて素晴らしい賞を受賞されたことが紹介されました。学校の最後を飾る栄誉の吉報に会場にも喜びがあふれました。
 最後に校長先生から支えていただいた地域や歴代の教職員の皆さん、式典実行委員の方々に感謝の言葉が述べられました。そして全校生徒、教職員の素晴らしい活動への感謝と、児童の統合後も木浦っ子の精神を大切にした更なる活躍へのエールが送られました。



 2部では、児童の皆さんがこの一年間の活動を寸劇にして紹介してくれました。
 低学年の皆さんは元気な声で、地域を明るく、活躍するおたすけ戦隊に扮しての熱演。中学年の皆さんは、地域の宝物『錦鯉』を発見し、飼育するトレジャーハンターとなっての活躍。高学年の皆さんはキャスターに扮して、会場と一体となってクイズを出しながら地元の紹介等、人数は少ないのですが、会場全体に響き渡る声で木浦の素晴らしさを表現してくれました。
 そして最後に全校児童と教職員による『それゆけ!このうら探検隊』の大合唱。作詞者の名前を見たら、十年ほど前に能生中で一緒に学んだ生徒たちでした。伝統を大切に地域の魅力を紹介する素晴らしい歌声が会場全体に感動を呼びました。



 記念演奏は児童、教職員による『このうら太鼓』。児童の皆さんが学年ごとに活躍するソロパートがあったり、先生方のリズムに合わせた力強いバチさばきがあったりと、体の中まで響き渡る重厚な太鼓の音色が心地よい演奏でした。本当に本当に素晴らしい演奏が式典のフィナーレを飾りました。
 地域を愛し、地域に誇りをもって活動する『木浦っ子』。来年度からは中学生と同じバスで、15分ほど離れた小学校に通います。新たな学校でも活躍してくれることでしょう。
 閉校は、同窓生の能生中生にも寂しいことと思います。しかし、木浦小学校での素晴らしい活動を心の糧として、能生中でも地域への感謝を忘れずに郷土愛を育んでいきましょう。


2022年10月31日 吉田 和則