おたより__

学校運営協議会委員の皆様と部落問題学習について協議いたしました

部落問題学習授業公開と授業協議会



授業公開「人としてあるべき生き方」

 令和3年度の3学期、学校運営協議会委員の皆様にご来校いただき、全学級で部落問題学習の授業公開をし、その後の授業協議会でご意見をいただきました。
 同和問題の正しい理解とその解決は、県民みんなで力を合わせて取り組んでいくべき課題の1つとなります。



3グループに分かれての協議

 それぞれの学級で公開された授業は、以下のとおりです。
  1・2年生 主題名「見た目で差別しない」
  3・4年生 主題名「いわれなき差別への憤り」
  5・6年生 主題名「人としてあるべき生き方」

 資料の出典は、「生きるI」「生きるII」「愛・いのち第3集」です。
 協議会では、公開授業別の3つのグループに分かれて委員の皆様からご意見をいただきました。



児童が書いたカードより

 5・6年生は結婚差別について学習しました。この授業の前に、糸魚川結婚差別について1時間学習しており、部落差別が結婚という身近な問題として、現代にも続く差別であることを学習しました。
 児童は学習を通して次のような考えをもちました。「部落差別を解消するためには、あきらめずに話会いを続けることが大切。」「あきらめずにすんだのは、支援してくれる仲間がいたから。」「だから、この問題を解決するためには、1人ではなく、みんなで力を合わせることが大切。」「差別されている人、本人に何度も会うことで、その人が優しい人だと気付くことができる。」
 また、委員の皆様からは次のようなご意見をいただきました。「同和問題について知っている保護者は少ないと思う。」「だからこそ、正しい知識を教えることが大切で、正しい知識をもって人と接することが大切。」「『人のうわさに流されず、真実をとらえる』と、子どもが書いていることがよかった。」


2022年04月06日 増村 浩一